スポーツのストレス発散のデメリット

疲労によるストレスの増加は無視できない

スポーツはストレス解消に効果的と言われていますが、一方でスポーツによってストレスが増えてしまう可能性も否定できません。体を動かすことで生じる適度な刺激は神経や筋肉の働きを活発にするので心地よさを感じますが、運動に慣れていない体を急に動かすことで疲労が溜まってしまうおそれがあります。疲労は心身の不調を招き、ストレスを増やしてしまう事実は無視できません。また、疲労によって思うように体を動かせない状態になるのもストレス増大に繋がります。張り切りすぎると却って体にはよくないので、最初は軽く動かす程度に留めるのが賢明でしょう。疲れを感じたら無理をせず、十分に休息を取るのもストレスを増やさない工夫のひとつです。

スポーツを続けることに固執するのはよくない

スポーツによるストレスの軽減は大きな効果が期待できる一方、体が慣れることで依存性が生じるリスクもあります。スポーツそのものは無害ですが、習慣になると体の具合や天候を無視しがちになるのも事実です。発熱や痛みがあるのにストレッチを続けたり、どしゃ降りの中でもジョギングを行うのはスポーツ依存の典型的な例です。体を動かさないとストレスが溜まるように感じる、他のことを差し置いてでも体を動かしたいと考える状態は依存しかかっていると言えるでしょう。当初の目的であるストレス解消を忘れ、スポーツを行うことそのものに固執するのは心身共によくありません。あくまでもストレス解消のために体を動かすことを忘れず、自身を労りながら続けることが大切です。